こんにちは!キラキラ2番星です。
子供がいる共働き夫婦の夫が育児に関わる時間をご存知でしょうか?
”イクメン”とか”男性の育児参加”って言ってますけど果たしどうなっているのでしょうか?
実は実態はやばいことに!
今回は男性の育児への関わり方について書いていきます。
目次
夫の育児・家事の時間について
家事や育児をちょっとだけ協力している男性は多くないでしょうか?
男性なら胸に手を当て心に耳を傾けてください。
「俺、今日は子供の風呂入れた!」「今日は子供を保育園に迎えに行った」「洗濯手伝った」
「食事の後に食器を洗った」「子供の寝かしつけやった」「子供を公園に連れて行った」
実際はちょっとの時間しか協力していないのにも関わらず「育児頑張ったなー!」なんて断片的に喜んでいる男性は要注意ですよ!
正直、妻の立場から見ると夫の育児家事なんて「微力」にしか過ぎないケースって多いです。
妻は夫に「育児やってくれてありがとう!」って言ってくれてるかもしれませんが、
内心は「ちょっとしかやってないくせに・・・」なんてことも
本音は違うのではないでしょうか。
子をもつ男性は勘違いしてませんか?
夫の育児時間は1日平均で49分しかない事実・・・。
社会生活基本調査の統計データ「6才未満の子供を持つ夫婦の育児や家事の時間」を見ると
夫の育児時間は49分しか稼働してないんですよ。
ちなみに働いている妻の育児時間は174分!
単純に妻は夫に対して約3.6倍も育児を頑張ってくれてるわけです。
ちなみに「家事」も見ていくと・・・。
妻191分これに対して夫は・・・34分!
夫は育児と家事を合計しても83分!妻の育児時間にも到底及びません。
小さいお子さんをもつ世の中のお父さん!大丈夫ですか?
奥さんから「もっと手伝ってよ!」って叱られてませんか?
共働き夫婦に限定したデータでも
夫は育児48分、家事34分、合計82分です!
共働き夫婦の妻は大変過ぎ
内閣府のデータを見ると共働き世帯の夫婦が専業夫婦世帯を完全に上回ったのは平成9年です。
逆転してからすでに数十年経ちますが、夫の育児の時間が大幅に増えてるようには感じません。
1996年当時と比較すれば「育児」「家事」に対しての夫が関わる時間が38分から83分に増えているので大幅に増加したとも言い切れます。
しかし、それは短絡的すぎると私は考えてます。
その理由は
共働き夫婦が増えたことで必然的に子育てをしなければいけない時間が夫にも課せられた結果に過ぎないからです。
それによって一部の夫だけが家事と育児の時間が増えたに過ぎないと見ています。
全体でたった83分しか家事と育児してないなんて少な過ぎです。
夫婦による「家事・育児」の分業はできていない事を表しています。
つまり、子を持つ共働きの妻はマジで大変です!
こんなニュースも目にしませんか?
「そんなに家事を手伝って欲しいなら仕事を辞めて専業主婦でいいよ」
「仕事と家庭の両立が厳しいなら仕事をセーブしたら」
「年収は男性が高いから、夫は仕事中心、妻は家庭中心で割り切っている」
こんな考えや事象がご自身の家庭で実際に起きてたら危機的ですよ。
統計データでも以下のような実態が浮き彫りになっています。
夫の育児・家事の参加率について
上記のデータは共働き世帯の夫の育児や家事の行動者率を表しています。
単純に言えば参加率になりますね。
結果は
「子を持つ夫の家事やってない割合は76.7%」
「育児やってない割合は69.0%」
にまで及でいます。
一部の家庭だけが夫も家事と育児に積極的に参加しているだけに過ぎないのです。
”政府のイクメンプロジェクト”が始動した翌年の2011年と比較すると家事は4%弱増えているものの、育児は1.8%減少してしまってます。
効果出てますかね?
家事や育児に費やす時間は多少増えてはきたものの、実際は家事も育児も参加してくれていない夫の姿が浮き彫りになっています。
子を持つ夫婦の3組に2組の奥さんは1人で両立させている「スーパーお母さん」なんですよ!
このデータを見ただけでも今まで家事や育児に関わって来なかった男性は心が痛みませんかね。
そんな事を言われても、どのくらいの時間を「家事」「育児」にあてれば”イクメン”に該当するのか分かりませんよね?
では、育児や家事に対して積極的に参加している夫がどのくらいの時間を「家事・育児」の時間に取り組んでいるのか見ていきましょう。
育児・家事を行っている夫の稼働時間について
このグラフは「6歳未満の子どもをもつ夫の家事関連時間(総平均時間と行動者平均時間)」について表しています。
家事や育児を積極的に参加している夫に関しては、共働き夫婦か否かに関わらず総平均に対して長い時間を育児や家事に充てている事実が見て取れます。
このデータからも”本当のイクメン”は平均して家事に90分!育児に146分!
合計 236分!
このくらいの稼働時間があるわけです。
つまり、家事と育児の平均時間が83分というのは非常に少ない数字であることが言えます。
これだけ育児や家事に対して積極的に参加してくれる夫は女性から見ても「頑張ってる!」と言えるのではないでしょうか。
しかし、夫の家事育児に対しての参加率の実態はわずか30%くらいしかいないのです。
3組に1組の割合しかいないわけですね。
これって危機的だと思いませんか?
働く女性の場合、朝は子供の世話をしながら朝食を作り、洗濯や掃除をし、保育園にも送り、仕事から帰ってからは子供の面倒を見ながら料理を作り、お風呂を入れ、寝かしつけも行ってくれているわけです。
働いている女性は家事と育児、そして仕事に追われてる状況になっています。
正直、夫の協力が無い子を持つ女性は身体も心も辛くなりそうですよね。
家庭のことは女性のみに任せていれば良いと考えている男性の皆さんは気をつけてください。
イビツな状態を続けるとストレスを女性に貯め続けさせてしまい共働きが続けられなくなりますよ。
そして、最悪な場合、夫婦喧嘩が勃発し夫婦間の亀裂につながりますよ。
働く女性が増えた今、男性の家族に対しての貢献は経済的なもの以外に家事や育児を実施することが求められています。
男性諸氏よ仕事に逃げないでください。
給料もらってくれば良い時代はとっくに終わってます!
男性の育児休業取得も必要
「家事」「育児」に対して参加意識が低いのは自ら行動して実践しないからです。
そのため、男性の家事や育児の参加を増やしていこうする上で一番効果的なのは育児休業制度の取得です。
育児休業を取得し仕事からいったん離れる事ができれば、家族のことをメインに考える事ができるようになります。
今までは男性が仕事をしている間の妻がどんな行動をしていたのか分からなかったと思いますが、
休業する事で妻が家族に対して何をしてくれていたのか分かるようになります。
また、自ら家事や育児を主体的に実践することで、家事や育児の難しさが本当の意味で分かってくると思います。
だからこそ、私は男性も積極的に育児休業を取得することをお勧めします。
男性の育児休業取得率について
男性の育児休業取得率は年々増加傾向になっています。
働き方改革が進んだ平成29年は5.14%に増えた結果となっています。
しかし、女性の取得率83.2%に対して16分1の取得状況にしか過ぎません。
男性の育児休業が進まない理由
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが平成29年度に実施した調査によると「男性が育児休業制度を利用したかったが利用しなかった理由」の上位にくる理由のほとんどが育児休業を取得することで会社での立場やキャリアが不利になると思っているという回答結果が出ています。
確かに男性のこう言った気持ちはよく理解出来るところではあります。
しかし、育児休業制度を利用したいと考えている男性でさえ、育児休業を取得できない状況っていかがなものでしょうか。
これだけネガティブな傾向や理由がある限り育児休業制度の利用率は増えていかないでしょう。
正直、上位5位を見てると雇用されている男性の立場って弱すぎではないかと感じてなりません。
男性よ堂々と積極的に育児休業は取得しよう
育児休業制度の利用をネガティブに捉える必要は決してありません。
積極的に育児休業制度を利用して休みを取ることで、家事や育児を積極的に行う環境が作れます。
あなたが育児休業制度を取得することで会社が嫌な雰囲気を出してきたり、キャリア形成にマイナスに働いたり、収入を減らすような会社なら、そんな会社に未練なんか持つ必要はないので転職してしまっても構わないと思います。
男性が会社の仕事をこなして収入を得ることだけが家族への貢献とは限りません。
自ら主体的に「家事」「育児」について考え、妻や子供のために経済的以外の部分で活躍してはいかがでしょうか?
日本は今だに男性が仕事、女性が家庭の考えが文化になってるのでは無いかと思うくらい、古い考え方や意識が続いています。
働く男性の育児休業取得をマイナスな雰囲気で捉える人が大勢います。
しかし、国の制度や企業のルールも徐々に変化をしています。
それに併せて働く男性の意識や気持ちが変わっていないようであれば、全く意味のない制度になります。
子供を持つ共働き夫婦は今後も増えていくことは間違いありません。
夫婦の対等なパートナーシップを築く上でも、休業制度を利用して育児や家事への参加をしていきましょう。
また、既に育児休業制度の期間から対象外になってしまっている方であれば、時短勤務や在宅ワークと言った新しい働き方もありますので利用をしていきましょう。
まとめ
出産を経験してから復帰して働きたい女性はいっぱいいます。
しかし、復帰しても仕事と両立するには夫の協力が不可欠です。
企業が女性への支援制度を設けて働きやすさを行っても、男性が家事や育児に参画していなければ意味がありません。
特に男性の多くの方が会社の仕事に執着し取り憑かれてしまっています。
子を持つ男性は意識を変えるためにも、取り憑かれてしまった仕事脳をいったん解除し、積極的に家庭へ参画し「家事と育児に対しての行動量」にこだわってみましょう。
夫が頑張ったことで夫婦間のコミュニケーションが増え、夫婦関係が良いものに必ず繋がります。
結果として、家族と仕事の両立が互いにでき、長い期間共働きが成り立つことに繋がります。
頑張りましょう!子供を持つ男性諸氏!
私も二児のパパです。最近、育児や家事に積極的に関わっています!